| 項目 | 内容 |
| ツール | HubSpot (Marketing Hub / Sales Hub / Operations Hub) |
| 主な課題 | データ分散、属人化、業務負荷、情報共有の断絶 |
| 業界 | 医療(医療テック) |
| 導入時期 / 期間 | 2023年秋 / 6ヶ月 |
| 従業員数 | 約150名 |
| 支援内容 | データ統合基盤の構築・運用定着支援 |
プロジェクト背景
医療DXを推進する急成長フェーズにおいて、顧客情報が国内DB、kintone、Excelなど10箇所以上に分散していました。
マーケティングチームは日々の業務の多くを「最新リストの作成」やデータ整備に費やしており、本来注力すべきキャンペーン設計やLTV向上に向けた戦略立案にリソースを割けない状態でした。
目的
分散した顧客データをHubSpotへ統合し、営業・マーケティングが共通で参照できる「単一の正しいデータ基盤」を構築。
データ管理・抽出業務を自動化し、チームの役割をオペレーションから戦略業務へ転換することを目的としました。
課題の詳細
- データサイロ化: 部門ごとに顧客情報が分断され、正確な顧客像を把握できない
- 工数の肥大化: 重複入力や手動クレンジングに業務時間の約30%以上を消費
- 施策精度の低下: リアルタイムなデータ参照ができず、ナーチャリングが遅延
- 属人化: 医療業界特有の複雑なデータ構造が特定個人に依存
アプローチ
単なるツール導入ではなく、
データフローと運用構造の再設計としてプロジェクトを推進
- データ統合設計: 複数システムに分散した顧客データをHubSpotへ集約
- リレーション設計: 医療業界特有の「施設・医師・代理店」の多対多構造を再現
- 自動連携構築: kintone等とのデータ連携を自動化し、更新作業を排除
- 運用定着支援: チームがデータを使いこなせる状態までトレーニングを実施
成果
- 工数削減: データ管理・抽出業務を約65%削減。
- 組織の役割転換: マーケティングチームがオペレーション中心から戦略実行へ移行。
- 施策精度の向上: 顧客属性に応じたパーソナライズ施策が実行可能に。
- 可視化の実現: 施策ごとのROIをリアルタイムで把握可能に。
本質的価値
本プロジェクトは単なるデータ統合ではなく、組織の意思決定と業務構造を再設計した事例です。
単一の正しいデータ基盤の構築により、データを基点とした一貫した判断と施策実行が可能となり、組織全体の生産性と再現性が大きく向上しました。
適用領域
- 複数ツールや基幹DBにデータが分散している企業
- 少人数でマーケティング業務が逼迫している組織
- 医療・不動産・教育など複雑なB2Bリレーションを持つ業界
- データ統合と運用定着を同時に実現したい企業
