| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 導入ツール | GA4, Amplitude, Looker Studio |
| 主な課題 | 計測の分断、サブスク特有の指標設計、プロダクト分析の欠如 |
| 業界 | 小売(国内大手ライフスタイル企業・新規事業部門) |
| 従業員数 | 1,500名 |
| 導入時期 / 期間 | 2023年7月〜 / 9ヶ月 |
| 支援内容 | データ連携アーキテクチャ設計・LTV可視化基盤の構築 |
プロジェクト背景
国内大手企業による新規サブスクリプション型EC事業。
スクラッチ開発により柔軟なシステム構築が進められていた一方で、開発とマーケティングを横断した計測設計が不在でした。
その結果、リリース直前の段階でも「どの施策が売上に貢献しているか」「どのユーザーが継続するのか」を判断できない状態にあり、事業判断に必要な情報基盤が欠落していました。
目的
- スクラッチECと分析ツール(GA4 / Amplitude)の統合によるデータ一元化
- LTV・継続率・解約率を軸とした指標設計と可視化
- データに基づいた投資判断・改善判断ができる運用体制の確立
課題の詳細
- 売上と行動データの分断:獲得施策と収益のつながりが見えず、投資対効果を判断できない
- サブスク特有の指標未整備:初回売上ではなく継続収益を前提としたKPI設計が存在しない
- 行動起点の改善ループ不在:継続率や解約に影響するユーザー行動を分析できない
- 意思決定の遅延:データ集計に依存し、施策評価と投資判断が後手に回る
アプローチ
単なる計測実装ではなく、売上と行動を一貫して捉えるためのデータ構造と運用設計を行いました。
- データ連携アーキテクチャ設計:ECの購買データと行動データを統合し、LTV単位での分析を可能に
- プロダクト分析の導入:継続ユーザーの行動パターンを特定し、改善の起点を明確化
- 共通指標の定義:マーケ・プロダクト・経営が同一指標(LTV / 継続率)で議論できる状態を構築
成果
- LTVベースの投資判断が可能に:獲得コストではなく将来収益を前提とした広告配分へ転換
- 継続率の高いチャネルの特定:チャネル別の収益性を可視化し、施策の優先順位を最適化
- プロダクト改善の高速化:継続・解約に影響する行動を特定し、UI改善の精度を向上
- 意思決定の即時化:売上と行動を統合したダッシュボードにより、リアルタイムで事業状況を把握
本質的価値
本プロジェクトは、単なる分析基盤の構築ではなく、「どの活動が、どの収益につながるか」を一貫して把握できる状態を実現したものです。
これにより、事業初期から勘や断片的な指標ではなく、LTVを軸とした意思決定が可能となりました。
適用領域
- 獲得効率ではなく、継続率・LTVを基準に事業運営を行いたい組織
- 新規EC / サブスクリプション事業の立ち上げ
- スクラッチ開発によりデータ分断が発生している環境
