オンライン商談の中身が、話した人の頭にしか残らない
- 現場の困りごと
- ZoomやGoogle Meetで1時間話した商談の中身が、話した担当者の記憶にしか残らず、CRM(顧客管理ツール)には「オンライン商談済み」としか入らない
- Revenue CRMの機能
- 会議ツール連携(議事録の取り込み)
- 画面
- 設定 → 連携「会議ツール」/「会議ツール連携」「Google Meetを接続」「今すぐ取り込む」「最近の取り込み」「確認して確定」「取り込む」
午後4時、Zoomの商談が終わります。先方は3人、こちらは担当が1人。導入の時期、決裁の順番、「来週金曜までに概算を」という宿題まで出た、中身のある1時間でした。担当は次の会議に5分遅れで入り、そのまま一日が終わります。CRMの商談に入るのは「オンライン商談済み」の一行です。
録画は残っています。ただ、1時間の録画を見返す上司はいません。文字起こしも会議ツールの中に置かれたまま、誰も開きません。
特定の会社の話ではありません。HubSpotとSalesforceの導入支援を8年やってきて、オンライン商談が増えるほど記録は増えるのに、CRMは薄くなる。そういう現場を何度も見てきました。
失っているのは録画ではなく、顧客の記録とのつながり
記録そのものは残っています。失っているのは、その記録が顧客と商談に結び付いていないことです。
まず、宿題の期日が消えます。「来週金曜までに概算」は録画の42分あたりにあるだけで、誰のタスクにもなっていません。金曜を過ぎて、先方に言われて気づきます。
次に、引き継ぎができません。担当が替わると、後任は録画を最初から見るか、先方にもう一度同じことを聞くかの二択になります。どちらも、相手の時間か自分の時間を使います。
そして、書かない理由が積み上がります。商談1件の議事録を打ち直すのに、仮に20分。週に5件なら100分です。この100分を毎週取れる営業はいないので、一行で終わります。
私は「議事録を必ず書く」というルールで解決する方向は勧めません。会議ツールがすでに文字にしているものを、人がもう一度打つ理由がないからです。
Revenue CRMでは、会議の後に議事録が取り込まれ、確かなものだけ先に入る
会議ツールをつなぐと、会議が終わった後に文字起こしを取りに行き、要約とネクストアクションに分けた議事録として取り込みます。Google Meetは「Geminiによるメモ」も対象です。
場所は「設定」→「連携」の「会議ツール」です。開くと「会議ツール連携」の画面にZoom、Google Meet、Microsoft Teamsの3つが並びます。使っているツールの接続ボタン(たとえば「Google Meetを接続」)を押して、同意するだけです。「準備中です」と出ているツールは、アプリの審査が通り次第、同じ場所から接続できるようになります。TeamsはMicrosoft 365の管理者の同意が必要です。
取り込みのあと、自動で入るのは二つだけです。
一つは、会議の記録です。参加者のメールアドレスか氏名が、既存のコンタクトにちょうど1件だけ一致したとき、その人の履歴に残ります。同姓同名が2件以上あるときは入れず、人が選びます。別人の履歴に入るのがいちばん困るからです。
もう一つは、期日が会議の中で明言されたやることです。「来週金曜までに」と言われたものだけがタスクになります。件名の頭に「[議事録]」が付き、会議名も入るので、どの打ち合わせで決まったことかを後から辿れます。
それ以外は自動では入りません。コンタクトの新規作成、期日のないやること、商談との結び付けは、人が確定します。同じ画面の「最近の取り込み」に並ぶ「確認して確定」を押すと、要約、重要ポイント、ネクストアクションが出ます。ネクストアクションはチェックしたものだけがタスクになり、連絡先と商談(任意)を選んで「取り込む」を押せば終わりです。
前提が一つあります。文字起こしが無い会議は取り込めません。Zoomはクラウド録画と音声文字起こしがオンのとき、Google Meetは文字起こしをオンにするかGeminiのメモを取ったときに残ります。無かった会議は「見送り」として理由つきで一覧に出るので、入らなかったこと自体には気づけます。Google MeetとTeamsは、接続後に出る「今すぐ取り込む」で、待たずに取りに行くこともできます。
最初の一歩
今週、オンライン商談を1件だけ、文字起こし(Google MeetならGeminiのメモでも可)をオンにして行ってください。終わったら「会議ツール連携」の「最近の取り込み」を開き、「確認して確定」を1回押します。見るのは二点です。宿題の期日が合っているか。相手が正しいコンタクトに付いているか。
過去の録画をさかのぼって入れる必要はありません。来週の商談から期日つきのタスクが立ち始めれば、「オンライン商談済み」の一行しかなかった商談に、次の一手が見えるようになります。
画面を先に見たい方は、メールアドレスだけで入れるデモで確かめてください。
メールアドレスだけで、デモ環境に入れます。
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入力する仕事 商談の報告が「手応えあり」で終わり、予算も決裁者も分からない 1時間話した商談の報告が「前向きでした」の一言で終わり、予算・決裁者・時期が聞けたのか聞けていないのかがCRMに残らないまま、見込みに計上される コールインテリジェンス(商談の文字起こしを貼り付けると、BANTやMEDDPICCの項目ごとに話の中身を書き出し、要約を付ける)
入力する仕事 info@に来た問い合わせに、誰が返したか分からない 会社の代表アドレスに届いた問い合わせが受け取った人の受信箱にだけ残り、誰が返したか、まだ誰も返していないかが他の人に見えず、二重返信と放置が起きる インボックス(フォームの送信と、転送した代表アドレスのメールが会話として1つの画面に並び、担当者を決めて「解決」で閉じる。返信はその場から送れ、コンタクトの「アクティビティ」タブに「メール」として残る)