問い合わせフォームの通知メールを、誰かが顧客リストに打ち直している
- 現場の困りごと
- サイトの問い合わせは通知メールで届き、気づいた人が顧客リストに手で写しているので、写すまで誰の仕事にもならず、写し間違いと二重登録が起きる
- Revenue CRMの機能
- フォーム(送信された時点でコンタクトになり、同じメールアドレスは二重に作らない。会社はメールアドレスのドメインで結びつく)
- 画面
- サイドバー「Marketing」の「フォーム」/「新規フォーム」「フォーム名」「保存」/フォームの「分析」「送信した人」「設定」タブ/「公開して使う」の「公開中」「公開を止める」「公開URL」「サイトに埋め込む」/「送信時の動き」の「再送信されたら回答を更新する」「送信した人への1通目を下書きする」/「フィールドを追加」の「ラベル」「キー(英数)」/サイドバー「送信待ちの下書き」
火曜の朝。共有のメールアドレスに、「お問い合わせがありました」という通知が3通たまっています。気づいた人が1通ずつ開き、会社名と名前とメールアドレスを、顧客リストに写します。忙しい日は、誰も開きません。
金曜、先方から電話が来ます。「月曜に問い合わせた件ですが、届いていますか」。
失っているのは打ち直す時間より、最初の返事までの日数
打ち直しを挟むと、問い合わせが記録になる日は、誰かの手が空いた日になります。これが一番の損失です。
仮に問い合わせが月20件、1件を写すのに5分かかるなら、月に100分です。
重いのは次の3つです。写されるまで、その問い合わせは誰の「今日やること」にも載りません。写し間違えたメールアドレスには、返事が届きません。同じ人の二度目の問い合わせは、別の人として登録されます。
私は、通知メールを起点にするやり方をやめることを勧めます。フォームの届け先を、受信箱ではなく顧客の記録にします。
Revenue CRMでは、フォームの送信がそのままコンタクトになる
Revenue CRMのフォームで受けると、送信された時点で、その人がコンタクトとして登録されます。写す作業はありません。
作る場所は、サイドバーの「Marketing」にある「フォーム」です。見当たらないときは、サイドバー上部の役割の切り替えで「マーケ」を選んでください。「新規フォーム」を押し、「フォーム名」を入れて「保存」します。開いた画面の「設定」タブで、「ラベル」と「キー(英数)」と種類を入れ、「フィールドを追加」で項目を足します。
項目の決まりは3つです。
- 種類が「メール」の項目を1つ入れ、「必須」にチェックします。コンタクトはメールアドレスをもとに作られます。メールアドレスの無い送信は、記録だけが残り、コンタクトはできません
- 姓と名のキーはlast_nameとfirst_name、電話はphone、役職はjob_titleにします。この4つはコンタクトの基本の項目に入ります。それ以外の項目は、カスタムフィールドとして同じコンタクトに残ります。キーを空欄にすると、ラベルから自動で作られます。ラベルが日本語だけだと、メールと電話以外はfield_で始まる文字列になるので、あとで使う項目はキーを英数で入れてください
- 会社は、メールアドレスのドメインで結びつきます。同じドメインの会社があればそこへ、無ければ、ドメインから取った仮の名前で会社が作られます。gmail.comなどのフリーメールは、会社と結びつけません
出し方は、同じ「設定」タブの「公開して使う」にあります。「公開URL」はメールやSNSに、「サイトに埋め込む」のHTMLは自社サイトのページに貼ります。新しいフォームは、作った時点で「公開中」です。
届いたあとの動きです。
- はじめての人は、ライフサイクルが「リード」のコンタクトになります
- すでに同じメールアドレスのコンタクトがいれば、二人目は作りません。氏名や電話などの基本の項目は、空いているところだけを埋めます。それ以外の項目は、新しい回答に置き換わります(「再送信されたら回答を更新する」が、はじめからオンのため)
- フォームの「送信した人」タブに、送信日時、氏名、メール、新規か既存かが、新しい順に並びます
- 「送信時の動き」の「送信した人への1通目を下書きする」にチェックを入れると、送信された時点で1通目の下書きが、サイドバーの「送信待ちの下書き」に積まれます。承認するまで、1通も出ません。送る前に、下書きの画面で「営業連絡してよい」を押して判断を記録します
注意が2つあります。
フォームから入ったコンタクトには、登録の時点で担当者が付きません。誰が毎朝「送信した人」を開くかを、先に決めておいてください。
メール配信の同意を取るなら、種類を「チェックボックス」にし、キーにconsentを含めます。はじめて登録される人がチェックして送ると、同意ありとして記録されます。すでにコンタクトにいる人は、チェックしても同意の項目は変わりません。一斉メールとの関係は、一斉メールと個別メールの送り方に書きました。
最初の一歩
今週、いまの問い合わせフォームの項目を書き出し、姓、名、メール、問い合わせ内容の4つまで削ってください。そのうえでフォームを1つ作り、「公開URL」を自分で開いて、1件送ります。
「送信した人」に1行増え、コンタクトに自分がいれば、届け先は変わっています。サイトの差し替えは、そのあとです。
メールアドレスだけで試せるデモで「B2B」(法人営業向け)を選ぶと、サイドバーの「フォーム」から、この画面の並びを確かめられます。デモを試す
メールアドレスだけで、デモ環境に入れます。
次に読む
入力する仕事 商談の報告が「手応えあり」で終わり、予算も決裁者も分からない 1時間話した商談の報告が「前向きでした」の一言で終わり、予算・決裁者・時期が聞けたのか聞けていないのかがCRMに残らないまま、見込みに計上される コールインテリジェンス(商談の文字起こしを貼り付けると、BANTやMEDDPICCの項目ごとに話の中身を書き出し、要約を付ける)
入力する仕事 info@に来た問い合わせに、誰が返したか分からない 会社の代表アドレスに届いた問い合わせが受け取った人の受信箱にだけ残り、誰が返したか、まだ誰も返していないかが他の人に見えず、二重返信と放置が起きる インボックス(フォームの送信と、転送した代表アドレスのメールが会話として1つの画面に並び、担当者を決めて「解決」で閉じる。返信はその場から送れ、コンタクトの「アクティビティ」タブに「メール」として残る)